インドの現代建築

インドで現代建築は違和感を感じる人もいるかもしれないが、ル・コルビュジェはそのインドで現代建築の先駆者として大きな足跡を残してる。
インドからパキスタンが分離独立するとき、パンジャブ州が分割され、その新しいパンジャブ州のインド側の首都としてチャンディガールが建設される。何人かの建築家が都市計画にかかわっているが、ル・コルビュジェもその一人である。彼の設計した建物は、現代建築でありながら、インドの風景にマッチしている。
本書の内容は建築家などによる座談会形式が中心であるが、その話の中でそれらの建物が築50年を経てインドの風物に溶け込んでいると語られている。