人道支援とボランティア

イラクの人質事件以来「自己責任」についていろいろ言われているけど、結局のところ彼らは自らの目的を達成できなかったわけだし、それどころかイラクの人々に迷惑までかけてしまっている。これで彼らを賞賛することはできない。しかし、その志は立派だと思う。ただ、結局活動は失敗している事実は反省材料にしてもらわないと、この先何人殺されるか解からないだろうねえ。彼らはイラクの状況を理解していなかったからこの様な事態になったわけだし、行けば何とかなるというものでも無いし。
日本の援助は人が見えないと良く批判的な論調を聞くけど、自分はどうしても「日本のやり方」でもいいよう気持ちがますます強くなってきた。自分に当てはめれば良く解かる。金も出すけど口出しする援助者より金は出すけど自由にやってくれという方が歓迎されるに決まっている。もちろん、無条件の支援はかつてのフセイン政権のように軍事力の増強や独裁的支配に使ってしまわれてはもともこもないけどねえ。
それにしても「人質」になった彼らのせいで成功しつつある彼ら以外の支援者の活動が鈍るのが心配。どんなに志が高くても失敗したらただの「失敗者」に過ぎない。イラクの人々に彼らの志は届いていない。